ブログ(名前は考え中)

考えたことを言葉にして発信していきたい!がモチベーションです

学問は人を幸せにすることができるか

最近、「幸福学」という学問に出会いました。慶応大学教授の前野さんという方がやっておられる学問です。
名前のとおり「人間の幸福のメカニズムを明らかにする」ことを一つの目的としており、さらにその上で「どうすれば人は幸せになれるのか、その具体的な方法を指し示す」ことを通じて、実際に幸福な人を増やす!というところを最終的な目標にされています。きっかけは、明日、機械は人になる、という本で紹介されていたことです。
https://www.amazon.co.jp/明日、機械がヒトになる-ルポ最新科学-講談社現代新書-海猫沢-めろん/dp/4062883686
その本はその本で面白かったのでぜひご一読いただきたいですが、今回は幸福学の内容にフォーカスして書き始めたいと思います。

幸福の定義

急に小難しいな!と思われる方もいらっしゃるかと思います・・が、あえてここから考え始めたいです。「幸せな人」と聞いて、みなさんはどんな人を思い浮かべるでしょうか?
「常に笑顔な人」とか、「いつも楽しそうな人」とか、「この世のすべてを手に入れたダルビッシュ有みたいな人」とか、いろいろな想像をされるかもしれません。
この思い浮かべる印象に正解はないのですが(幸せのカタチは人それぞれ)、学術的には便宜上、幸せな状態を2つくらいに分けることが多いです。
ひとつは、長期的で意味のある幸せ。じんわり感じるような幸せ、という感覚でしょうか。日本人のイメージするところの幸せな人生、というとこの意味合いで用いられることが多そうです。古代ギリシャでは、ユーダイモニア、といいます。
もうひとつは、短期的で快楽的な幸せ。これは例えば試験に合格した、とか、試合に買った、とか、洋服を買った、とかいったときの、嬉しい!楽しい!という気持ちに相当します。古代ギリシャでは、ヘロニア、といいます。

幸せの因子は4つ

かく

幸せの効用

内容メモ
生産性の向上などが明らかになっている。特にイノベーティブな発想や想像力が求められる職場では。
注意点は、「幸せ」特にヘロニアに相当する幸せを追求してしまうと、逆に不幸になるケースもある。